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ここは読谷村営のビーチです。ホテル日航アリビラの正面にありますが、ホテルの専用ビーチではありません。1994年の開設を伝える村の広報に、はっきり書かれています。「ビーチは囲い込みをせずに、ホテルからの出入りだけでなく、一般利用客が自由に出入りするための進入道路も取り付けて公設の無料駐車場も設けてあります。お気軽にご利用下さい」。
沖縄県の令和8年度の調査で水質はAA。ふん便性大腸菌群数は2未満、透明度は全透でした。同じ調査で村営残波ビーチはAだったので、読谷の2つの村営ビーチのうち、こちらのほうが上の判定です。
ただし宿泊者と宿泊者以外で料金が違います。シャワーは宿泊者が無料で、それ以外は300円。パラソルとチェアのセットは宿泊者が無料で、それ以外は4,000円。入場は無料でも、設備は同じ値段ではありません。
村営なので誰でも入れる
入場は無料。1994年の開設時から囲い込みをせず、一般用の進入道路と無料駐車場を設けています。
水質はAA、透明度は全透
令和8年度のシーズン前調査で水質AA。読谷の村営2ビーチではこちらが上でした。
干潮は膝下まで下がる
干潮の前後3時間は水位が膝下以下になる場合があります。潮を見て行く浜です。

WEBチケットなら券売所に並ばず、スマホのQRで入れます。初回登録の5%クーポンで2,071円。いちばん安いのは道の駅許田の2,000円ですが、通り道でなければ71円の差です。
宿泊者以外の料金
ここがこの記事のいちばん実用的なところです。同じ設備でも値段が2つあります。
無料。宿泊者でなくても入れます
宿泊者は無料、宿泊者以外は300円。マリンハウスのカウンターで専用コインを買います
宿泊者は無料、宿泊者以外は4,000円
200円から
無料の駐車場が40台(沖縄県の観光公式)。ホテルの駐車場は250台で、宿泊者以外は60分200円、館内で2,000円以上使うと6時間まで無料。宿泊者は1台1滞在1,000円
4月9日(木)。村営残波ビーチと同日でした
4・5月は9:00〜18:00、6月は9:00〜18:30、7・8月は8:30〜18:30、9月は9:00〜18:00、10月は9:00〜17:30、11〜3月は9:00〜16:30
沖縄県のハブクラゲ対策状況一覧(令和8年6月11日時点)に「村営ニライビーチ」として掲載され、侵入防止網・立て看板・酢の3つすべてに○
沖縄県の観光公式が「監視員(時期により常駐)」と書いています。配置の期間と時間は公表されていません
令和8年度のシーズン前調査で水質AA(前回はA)。透明度は全透、ふん便性大腸菌群数は2未満
マリンハウス 098-982-9622。読谷村役場 商工観光課 098-982-9216
ホテル公式は「自然をそのままに、海岸(珊瑚礁岩)を掘削していないビーチ」と書いています。いっぽう村の広報は「本村で二番目の人工ビーチ」「約四百メートルの砂浜が続き、造成のために使われた砂は8トントラックの2,000台にものぼる」と記録しています。
つまり砂浜は1994年に造成し、サンゴ礁と岩場は残したというのが正確な言い方です。だから干潮になるとリーフが顔を出し、生き物が見られます。
空港と、バスから
公式のあいだで所要が60分と70分に分かれています。
ホテル公式は車で約60分、沖縄県の観光公式は約70分(沖縄自動車道の沖縄南ICから18km)。距離のkm表記は公式に見つかりませんでした
Bエリア(読谷村・恩納村南部コース)の「ホテル日航アリビラ」停留所。大人片道1,700円・小人850円で事前予約制(沖縄バス 098-869-3301)
那覇方面から28・228・29・20・120番、沖縄市方面から62番、石川方面から48番。最寄りバス停からビーチまでの徒歩距離は公式に見つかりませんでした
鳳(オオトリ)バスの北ルートに「儀間」「儀間公民館前」の停留所があります。北・西・南ルートは平日運行
約2.5km。同じ読谷村営の浜です
掘削しなかった浜
砂浜の長さは、造成した1994年の時点で約400m。村の広報に記録されています。
見られる生き物をホテル公式が具体的に挙げています。カクレクマノミ、ルリスズメダイ、ナマコ、ウニ、ヒトデ、シャコ。岬の付近の粗い砂には星砂や貝殻、ウニの針、サンゴの欠片が混じります。サンゴ礁を掘削しなかったから、こういう浜になっています。
干潮の前後3時間は、水位が膝下以下まで下がる場合があります。マリンメニューの催行時間も潮位で変わります。潮を見てから行く時間を決める浜です。
ウミガメの自然ふ化が2011年・2012年・2015年に確認されていて、ホテルは日暮れ以降のビーチへのサーチライト点灯を中止し、雑排水を海に流さない注水システムを導入しています。
西向きなので夕日が海に沈みます。沖縄県の観光公式が「水平線に沈むサンセットビューポイント」と書いています。
ニライ神が降りた日
ホテル日航アリビラの開業が1994年6月27日、ニライビーチの開設式が同年6月30日です。砂浜は4月に着工して6月に完工、造成費の約2億円は開発を進めた会社が負担しました。
開設式の記録が面白いので、そのまま書きます。普天間宮の宮司が安全を祈願し、残波大獅子太鼓が鳴り、そして海の上から白装束の「ニライ神」(女性)がジェットスキーで「海開き宣言文」を携えて砂浜に降り立った。読谷保育の園児25人が初泳ぎをしました。管理運営にあたるニライビーチ管理組合ができたのは1996年4月1日です。
「ニライ」という名前の由来を説明した一次情報は見つかりませんでした。ただ読谷村は「ニライ」を理想郷を指す語として村づくりに使い続けています。1986年のシンポジウムが「ニライの海に新しい明日を求めて!」、1994年の広報の表紙句が「遥かなる ニライを見つめ」、1999年の都市マスタープランが「ニライカナイからの吉を迎えるにふさわしいイノーの回復をはかる」。村の消防本部も「ニライ消防本部」です。ニライカナイに由来すると断定はできませんが、村の言葉としての「ニライ」の使われ方は、この系譜の中にあります。
この浜の後ろには砂丘があって、そこに約2,000年前の高知口原貝塚があります。村の文化財の記録に「儀間のニライビーチ後方には砂丘があり今から約二千年前の貝塚がある。シャコガイ、チョウセンサザエ、ハリセンボンやブダイの魚骨、イノシシの骨、ジュゴンの骨が出土」とあります。ジュゴンの骨が出るということは、この海にジュゴンがいたということです。
ビーチの旧称は「儀間ビーチ」。1983年の村の記録に「儀間ビーチにおいて野外活動。潮干狩り、海水浴、つり」と出てきます。当時この一帯は通称ボーローポイント飛行場(読谷飛行場、1943年に日本陸軍が計画)の区域で、村は長く土地の所有権回復運動を続けました。
浜の後ろの砂丘に高知口原貝塚。ジュゴンの骨も出土しています
読谷(北)飛行場が日本陸軍航空本部により計画。戦後は米軍が使用し、通称ボーローポイント
村の記録に「儀間ビーチ」として登場。潮干狩りと海水浴の場でした
ホテル日航アリビラ開業(6月27日)、ニライビーチ開設式(6月30日)。砂浜は4月着工6月完工
ニライビーチ管理組合が設立され、村営ニライビーチの管理運営にあたります
ウミガメの自然ふ化を確認。2011年・2012年にも記録があります
徒歩圏の3つ
歩いて行けるものが3つあります。読谷の観光の密度が高いエリアです。
ホテル公式の表記で徒歩約10分。入場無料で、シママース本舗の直営店は10:00〜18:00
ホテル公式の表記で徒歩約15分
車で約5分。灯台は中学生以上300円で、2026年3月1日から参観時間が変わっています
車で約7分。世界遺産です
車で約15分
シュノーケルとリーフトレイル
シュノーケルはできます。ガイドつきのふれあいシュノーケリングが宿泊者4,500円/宿泊者以外6,500円で60分(陸上講習を含む)。器材のレンタルは3時間1,500円ですが、公式が「安全上経験者のみ」と条件をつけています。レンタル品はニライビーチの遊泳区域内でだけ使えて、区域外への持ち出しはできません。
この浜らしいのがリーフトレイルです。干潮のイノーを歩いて観察するプログラムで、宿泊者は大人3,200円/小人2,700円、宿泊者以外は大人4,200円/小人3,700円。潮回りに応じて開催日が決まります。掘削しなかったリーフがあるから成り立つメニューです。
ほかにグラスボート(宿泊者2,000円/以外2,500円)、ビーチカヌー、クリアカヌー、SUP、ドラゴンボート、ウェイクボード。車椅子SUPのメニューもあります。
ひとつ矛盾があるので書いておきます。ホテルの注意事項は「シュノーケルをご利用の際は必ずライフジャケット(無料貸出し)をご着用ください」と書いていますが、レンタル表ではライフジャケットが3時間800円です。無料貸出の条件が資料のあいだで合っていません。現地で確認してください。
この浜のアクティビティはホテルのマリンハウス(098-982-9622)が受け付けます。宿泊者と宿泊者以外で料金が違うので、予約のときにどちらかを伝えてください。
ツアーを選ぶときの基準はひとつだけあります。沖縄県公安委員会が指定する「安全対策優良海域レジャー提供業者」かどうかです。1年以上の営業実績と審査基準への適合、それに利用者がけがをしたときの保険の証券を出して初めて指定されます。スノーケリング業では48件が指定されています(令和8年6月30日現在)。一覧は県警のサイトで公開されています。選び方は沖縄のシュノーケルにまとめました。
読谷・嘉手納・北谷エリアの海遊びを探すPRニライビーチの現地メニューはホテルのマリンハウスのものです。宿泊者以外は料金が上がるので、比べてみる価値があります。
気をつけること
遊泳区域の外では泳がないこと。ビンの持ち込みは禁止です。首掛け式の乳幼児用浮き輪は、ニライビーチでは使えません。ドローンはホテルの敷地内と周辺で飛ばせません。
台風のときは細かく告知が出ます。2026年8月は台風13号で、8月6日がビーチ遊泳禁止かつ立ち入り禁止になり、クラゲネットの陸揚げ対策のため終日遊泳禁止と案内されました。ビーチレンタルとマリンメニューも中止です。
行く前に見る場所が決まっています。ホテル公式の「本日の催行状況」ページです。ニライビーチの遊泳可否と、その日のマリンメニューの状況が出ます。
干潮の前後3時間は水位が膝下以下まで下がる場合があります。マリンメニューの催行時間も潮位で変わります。素足での利用はけがのおそれがあるので、マリンシューズがあると安心です。
監視員は「時期により常駐」です。配置の期間と時間は公表されていないので、常にいる前提にしないでください。
よくある質問
宿泊者以外でも入れる?
入れます。入場は無料です。読谷村営のビーチで、1994年の開設時から囲い込みをせず、一般利用客用の進入道路と公設の無料駐車場を設けています。ホテルの施設も宿泊者以外の料金で使えます。
駐車場は?
無料の駐車場が40台(沖縄県の観光公式)あります。ホテルの駐車場は250台で、宿泊者以外は60分200円、館内で2,000円以上使うと6時間まで無料。宿泊者は1台1滞在1,000円です。無料区画の位置と開閉時間は確認できていません。
全部無料?
入場は無料ですが、設備は有料です。シャワーは宿泊者以外300円(宿泊者は無料)、コインロッカー200円から、パラソル&チェアのセットは宿泊者以外4,000円(宿泊者は無料)。
水はきれい?
沖縄県の令和8年度シーズン前の調査で水質AAでした。ふん便性大腸菌群数は2未満、透明度は全透。前回はAで、今回上がっています。
魚は見える?
見えます。ホテル公式がカクレクマノミ、ルリスズメダイ、ナマコ、ウニ、ヒトデ、シャコを挙げています。サンゴ礁と岩場を掘削せずに残した浜なので、干潮のリーフ観察プログラム「リーフトレイル」もあります。
シュノーケルは?
できます。ガイドつきのふれあいシュノーケリングが宿泊者4,500円/宿泊者以外6,500円。器材のレンタルは3時間1,500円ですが、公式が「安全上経験者のみ」と条件をつけています。レンタル品は遊泳区域内でのみ使えます。
村営だから誰でも入れて、水質はAA、リーフは残っている。ホテルの前という見た目で遠慮する必要はありません。潮を見て、干潮の時間を外して行ってください。
確認した情報源を見る(2026年8月5日確認)
読谷村(読谷村の施設「ニライビーチ」=施設内容にビーチ・コインロッカー・屋内シャワー、鳳バスの停留所、商工観光課の連絡先)/広報よみたん(1994年8月5日号=ホテル日航アリビラ6月27日オープン・ニライビーチ6月30日開設式・「囲い込みをせずに一般利用客が自由に出入りするための進入道路と公設の無料駐車場」・本村で二番目の人工ビーチ・4月着工6月完工・約400mの砂浜・造成砂は8トントラック2,000台・造成費約2億円・ニライ神の海開き宣言・園児25人の初泳ぎ/1996年5月号=ニライビーチ管理組合1996年4月1日設立/1996年6月号=当時の遵守事項/2003年6月号=文化財(27) 高知口原貝塚・ジュゴンの骨/1983年9月15日号=儀間ビーチでの野外活動/1992年10月5日号=読谷(北)飛行場の1943年計画/令和8年5月号=2026年4月9日の海開き/1986年・1994年・1999年の「ニライ」の用例)/ホテル日航アリビラ 公式サイト(ニライビーチの遊泳時間の月別表・干潮時の水位・珊瑚礁岩を掘削していない・見られる生き物・ウミガメの自然ふ化2011/2012/2015年とサーチライト点灯中止、よくある質問=駐車場250台と宿泊者以外60分200円・館内2,000円以上で6時間無料・宿泊者1滞在1,000円・シャワーは宿泊者無料で宿泊者以外300円・ドローン禁止、ビーチ注意事項=遊泳区域外の禁止・ビン禁止・首掛け式乳幼児用浮き輪の使用不可、マリンメニューとレンタルの全料金=宿泊者と外来の2段・シュノーケル器材は経験者のみ・レンタル品は区域内のみ、本日の催行状況、アクセスと空港リムジンバスBエリア1,700円、台風13号による2026年8月6日の遊泳禁止と立ち入り禁止・クラゲネット陸揚げ)/沖縄県「ハブクラゲ対策状況一覧」(令和8年6月11日時点。村営ニライビーチ=侵入防止網○・立て看板○・酢○)/沖縄県「主要水浴場水質調査結果」令和8年度シーズン前(ニライビーチ 水質AA・前回A、透明度全透)/沖縄県観光公式サイト おきなわ物語(入場料無料、問い合わせはニライビーチ管理組合、無料駐車場40台、監視員は時期により常駐、天然のビーチ、サンセットビューポイント、車で約70分・沖縄南ICから18km)/読谷村観光協会(ニライビーチ(村営)の表記、バス路線、マップコード)。法的な管理形態(指定管理か管理組合への委託か)、現行の正式な供用期間の終期、監視員の配置期間と時間、遊泳区域の範囲、満潮時の水深、シュノーケル時のライフジャケット無料貸出の条件、ペット・釣り・花火・個人BBQの現行ルール、無料駐車場40台の位置と利用時間、最寄りバス停からの徒歩距離、那覇空港からの距離(km)、「ニライ」という名前の由来は、いずれも確認できませんでした。1996年当時の村の遵守事項には「遊泳区域内での水中メガネ・シュノーケルの使用禁止」とありますが、現在ホテルがシュノーケルツアーと器材レンタルを提供しているため、当時の記述として扱っています。写真は編集部素材です。
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