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天ぷら70円、サーターアンダギー100円、鶏の半身焼き650円。羽地の駅の値段表は、観光客向けに書き直された形跡がありません。ここは道の駅ではなく、地元の農協組合が2015年に開いた直売所だからです。美ら海水族館へ向かう国道58号沿い、車で寄れる場所にあります。
先に結論、3つだけ
道の駅ではありません
沖縄県羽地振興協同組合の直売所です。観光バスのルートから外れているぶん、値段が地元向けのまま残っています。
看板は羽地鶏の半身焼き
650円。羽地は養鶏がさかんな地域で、卵を産み終えた親鶏がそのまま食事になります。惣菜は70円から。
2階の展望スペースは無料
羽地内海が一望できます。松の生えた小島が浮かぶ内海で、地元では「沖縄の松島」と呼ばれます。
高速を許田インターで下りて、国道58号を北へ。名護の市街地を抜けて15分ほど走ると、屋我地島の手前、道の右側に平屋の建物が現れます。屋根には「やんばる 植木・苗木の販売」と「名物 ニューハーフ」の看板。ここが羽地の駅です。
ほとんどの人が通過します。美ら海水族館へ向かう道の途中で、道の駅の標識も出ていないからです。ただ、駐車場に停まっている車のナンバーを見ると、事情が変わります。ほぼ全部が沖縄ナンバーです。

WEBチケットなら券売所に並ばず、スマホのQRで入れます。初回登録の5%クーポンで2,071円。いちばん安いのは道の駅許田の2,000円ですが、通り道でなければ71円の差です。
パーラーチキらんの全価格
建物の外にあるテイクアウトのカウンターが、この駅の心臓部です。羽地地域の養鶏を丸ごと引き受けていて、卵は直売所へ、卵を産み終えた親鶏は惣菜へ回ります。捨てるところがなく、高いものもありません。
以下は公式サイトが公開している惣菜と飲物の全メニューです(2026年8月4日確認・税込)。公式にも「価格は変動あり」と書かれているので、参考価格として見てください。
惣菜
羽地鶏の半身焼き
650円看板メニュー。買って車に戻り、海側の駐車場で食べるのが定番です
ニューハーフ
180円羽地鶏のミンチを使ったつくね。半分が魚のすり身なのでこの名前です
ジャンボバーガー
470円特注バンズに羽地鶏ミンチのハンバーグ
タコライス
大420円/小250円タコスは450円。どちらも羽地鶏のミンチ
ポークたまごおにぎり
200円やんばる卵を使用
とり汁
330円羽地鶏でだしを取ったもの。ボロボロじゅ〜し〜(よもぎ入り)は220円
弁当
380円地域野菜を使用。カレーライスは300円から
天ぷら
70〜80円いか・さかなが80円、もずく・紅しょうが・季節野菜のかき揚げが70円
サーターアンダギー
100円やんばる特殊卵使用。プレーンと黒糖の2種類
ばくだんカマボコ
150円じゅ〜し〜とゆで卵入り。薬草かまぼこは200円
あんドーナツ/ハリケーンポテト
180円/200円飲物・アイス
ソフトクリーム
260円バニラとサトウキビ。マンゴー・いちご・ブルーベリーのソースがけは350円
果物ジュース
260円マンゴー、パイン、パッション、グァバ
スムージー
280円マンゴー、パッション&ドラゴンフルーツ。ソフトクリーム乗せは480円
沖縄ぜんざい
300円練乳がけ・さとうきびシロップがけは350円、ソフトクリーム乗せは400円
コーヒー
ホット130円アイス180円、ソフトクリーム乗せ310円。かき氷各種は210円
筆者が毎回買うのはニューハーフです。180円のつくねで、ウスターソースをかけて食べます。揚げ物の並ぶカウンターの前に立つと、油と鰹だしの匂いが同時に来る。あの匂いだけで車を停めた価値があります。
「羽地鶏」という名前についても書いておきます。これは約2年間、卵を産み続けた親鶏のことです。鶏の寿命は5年から6年、大事に育てれば10年以上生きるといいます。卵を産んでいる間は投薬ができないため、肉に鶏本来の味が残る。「懐かしい味」と言う人がいるのは、たぶんそのためです。
座って食べるなら、この3軒
我那覇そば|11:00〜16:00
建物の中のレストランに入っている沖縄そば屋です。看板は元祖ソーキそば800円。軟骨そばと三枚肉そばが各600円、テビチそばが700円で、ジューシーセットが680円。お子様そばが380円で用意されているのは、家族で来る地元客が多いからです。
そば以外もあります。とんかつ定食700円、テビチ定食750円、カツカレー750円、チキンカレー600円。定休日は公式サイトに書かれていません。
ヤンバル喰いナOLI|水曜と第1・第3火曜が休み
同じレストランの中にある丼とカフェの店です。店名の「OLI」は喜ぶ・幸福という意味だと店が説明しています。あぐ〜丼700円、ガパオライス780円、テリヤキチキン丼650円。ロコモコとハンバーグ系が850円で、ハンバーグは無添加の手作りです。
コーヒーはホットのMが250円。さんぴん茶は120円で、これは自販機より安い。夏は生マンゴージュース400円、マンゴーサンド600円といった季節メニューが出ます。営業は11:00〜16:00、水曜日と第1・第3火曜日が定休です。
ヤンバル喰いナOLIには「未来チケット」という仕組みがあります。沖縄在住の中学3年生までの子どもが、1日1枚まで無料で食事できるチケットが店頭に貼ってあるというもの。対象はあぐ〜丼とテリヤキチキン丼です。観光客向けの案内ではありませんが、この建物がどういう場所かがよく分かります。
羽地海人デリ|朝から開いています
建物の正面、我那覇そばの隣に「海鮮食堂」の看板が出ています。公式サイトも施設のひとつとして紹介しているのが、この羽地海人デリです。沖縄近海の生マグロと地魚を出す店で、朝から開いているのはここだけ。
ただし公式サイトは営業時間を公開していません。掲載サイトでは朝7時開店とされていますが、確実を期すなら出発前に電話で確かめてください。レストラン全体はテーブル30席と座敷で、子ども椅子もあります。なお公式サイトには「新店舗も近日OPEN予定」とも書かれていて、顔ぶれはまた変わりそうです。
2階から見える「沖縄の松島」
2階は窓のある休憩スペースです。ただの休憩所ですが、名護のこのあたりでいちばん良い無料の眺めがあります。
広がっているのは羽地内海。本部半島と屋我地島に囲まれた内海で、外洋の波がほとんど入ってきません。だから水面が動かない。松の生えた小島がぺたりと映り込み、引き潮のあとには砂州が現れます。宮城県の松島にたとえられるのは、この静けさのせいです。
カヤックと釣りの人はいますが、観光客はほとんど来ません。窓を開けると、風に潮の匂いが混ざります。ソフトクリームを持って階段を上がるのが、この駅の正しい使い方です。
直売所で買うもの
1階のフロアが直売所です。営業は9:30〜18:00で年中無休。宅配便の受付もあり、全国発送に対応しています。
やんばるたまご
この駅の看板商品です。公式が「いつでも新鮮、いつでも特価販売」と書いているのはこれだけ。
マンゴーは7〜9月だけ
羽地は隠れたマンゴーの産地です。公式も品質と価格に自信ありと書いていますが、販売はこの3か月に限られます。
入口に琉球メダカと闘魚
直売所の入口では、観賞用の琉球メダカと闘魚、EM商品を売っています。野菜を買いに来て、魚を眺めて帰る店です。
ほかに地元の人気パン屋が数店、商品を出しています。市場に出回らない野菜や果物が並ぶこともあるので、見慣れないものがあればスタッフに聞いてください。オードブルや弁当、天ぷら、サーターアンダギーは注文もできます。
支払いは現金のほかクレジットカードと電子マネーが使えます。ただしカードと電子マネーが使えるのは直売所だけで、パーラーや食堂は現金を用意しておくのが安全です。
アクセスと基本情報
車で行く
公式の案内では、那覇空港から高速道路利用で約1時間30分、一般道だけなら約2時間です。高速は許田インターで下りて国道58号を北上し、屋我地島の手前、右手が羽地の駅。名護の市街地からは約15分です。
ひとつ訂正しておきます。この駅を紹介する記事には「名護インターで下りる」と書かれたものがありますが、正しくは許田インターです。名護インターは沖縄自動車道の終点ではなく、許田が北端になります。
駐車場は無料で32台(一般29台・身障者用2台・大型1台)。マップコードは485 454 242です。
バスは通っていません
名護バスターミナルから羽地の駅への直行バスはありません。レンタカーかタクシーになります。ただ、この駅は高速を下りてから美ら海水族館へ向かう道の真上にあるので、寄り道のコストはほぼゼロです。
基本情報(2026年8月確認)
羽地の駅
- 住所
- 〒905-1143 沖縄県名護市字真喜屋763-1
- 電話
- 0980-58-2358/ヤンバル喰いナOLI 090-5824-6780
- 直売所
- 9:30〜18:00・年中無休
- 我那覇そば
- 11:00〜16:00(定休日は公式に記載なし)
- ヤンバル喰いナOLI
- 11:00〜16:00・水曜と第1・第3火曜が定休
- 駐車場
- 無料32台(一般29・身障者用2・大型1)
- 支払い
- 現金/クレジットカード/電子マネー(カードと電子マネーは直売所のみ)
- 席数
- レストランはテーブル30席と座敷。子ども椅子あり
- 区分
- 道の駅ではありません。運営は沖縄県羽地振興協同組合(2012年11月15日設立)
- マップコード
- 485 454 242
よくある質問
羽地の駅は道の駅なの?
違います。沖縄県羽地振興協同組合が運営する直売所で、国土交通省の登録を受けた道の駅ではありません。組合の設立は2012年11月15日、施設のオープンは2015年5月です。
何を食べればいい?
パーラーチキらんの羽地鶏の半身焼き650円と、ニューハーフ180円が看板です。座って食べるなら我那覇そばの元祖ソーキそば800円か、ヤンバル喰いナOLIのあぐ〜丼700円。惣菜は天ぷら70円から並びます。
2階からは何が見えるの?
羽地内海です。本部半島と屋我地島に囲まれた内海で、松の生えた小島が浮かぶ景色から「沖縄の松島」と呼ばれます。2階の展望スペースは無料で使えます。
定休日は?
直売所は年中無休で9:30〜18:00です。食堂2軒は11:00〜16:00。ヤンバル喰いナOLIだけ水曜日と第1・第3火曜日が休みなので、丼が目当てならこの曜日を避けてください。
バスで行ける?
名護バスターミナルからの直行便はありません。レンタカーかタクシーになります。ただし高速の許田インターから美ら海水族館へ向かう道の途中にあるので、寄り道の手間はほとんどありません。
水族館の前でも後でもかまいません。半身焼きを1つ買って、ソフトクリームを持って2階に上がる。それだけで、この駅は元が取れます。
確認した情報源を見る(2026年8月4日確認)
羽地の駅 公式サイト(直売所の営業時間・パーラーチキらんの全メニューと価格・我那覇そばとヤンバル喰いナOLIのメニューと営業時間と定休日・未来チケット・羽地鶏の説明・2階展望スペース・事業概要・アクセス・マップコード)/名護市観光協会「なごむん」(営業時間・支払い方法・席数)/おきなわLovers英語版 Haneji-no-Eki(2026年8月ファクトチェック済み)。羽地海人デリの営業時間は公式サイトが公表していないため、時刻を断定せず記載しています。パーラーの価格は公式に「変動あり」と明記されているため、参考価格として掲載しています。写真は編集部素材です。
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